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【ブログ】ヘバーデン結節

大阪市住吉区の月山クリニックでは、地域の整形外科として皆様の症状・お悩みに誠実に向き合い、本当の意味での“満足していただける医療”のご提供に努めております。

つらい症状でお困りの方の不安解消の一助になればという思いで、こちらのブログを通じてさまざまな病気のことや治療のことを発信して参ります。

今回は“ヘバーデン結節”についてお話しいたします。

ヘバーデン結節とは

 

ヘバーデン結節は、40代以降の女性に特に発症しやすい指の関節の病気です。この病気では、痛みをともなって指の曲げ伸ばしが困難になります。状況によっては、第一関節付近に水ぶくれのようなふくらみを持つ粘液膿腫と呼ばれるものが現れることもあります。さらに、第一関節の部分に赤みが生じ、指が変形して曲がってしまうこともあります。この病気は進行性であり、関節の痛みや指の曲げ伸ばしの困難さから、悪化すると日常生活に大きな影響を及ぼすようになります。

ヘバーデン結節の原因

 

ヘバーデン結節の明確な原因はまだ解明されていませんが、一般的には更年期障害にともなうホルモンバランスの乱れが関与していると考えられています。また、指先を頻繁に使用する人には特に発症しやすい傾向があります。遺伝性の要素も指摘されており、これは家族間で似た体質を持つことから、発症リスク要因とされています。

ヘバーデン結節の治療

 

ヘバーデン結節の治療法には、主に以下の3つの方法があります。

保存療法

患部をサポーターやテーピングなどで固定し、指の安静を保つことで症状の進行を抑えます。

薬物療法

関節内にステロイド注射を行い、炎症を抑えて痛みを和らげます。この方法は、特に発症直後の時期に効果的です。

手術療法

関節固定術によって関節を固定し安静を得る方法や、動きが残せる人工指関節手術などが行われます。痛みが改善されず、日常生活に支障をきたすようになった場合に、手術が適用されることになります。

ヘバーデン結節は、発症しやすい年代や性別があるものの、適切な治療を行うことで症状の改善が期待できます。まずは、整形外科クリニックで専門医に相談し、症状や程度に応じた治療法を選択することが重要です。指で気になる症状がありましたら、大阪市住吉区の月山クリニックへ一度お気軽にご相談ください。

 

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