大阪市住吉区の月山クリニックでは、地域の整形外科として皆様の症状・お悩みに誠実に向き合い、本当の意味での“満足していただける医療”のご提供に努めております。

つらい症状でお困りの方の不安解消の一助になればという思いで、こちらのブログを通じてさまざまな病気のことや治療のことを発信して参ります。

今回は“アキレス腱付着部症”についてお話しいたします。

アキレス腱付着部症（あきれすけんふちゃくぶしょう）とは？

アキレス腱とは人体の中で最も大きく強い腱であり、歩行時やジャンプをする際に、筋肉の力をそのまま伝える働きをしています。

ふくらはぎの筋肉（腓腹筋、ヒラメ筋）が足首の付近でアキレス腱になり、かかとの骨に付着していることから、膝の後ろ→アキレス腱→かかとの骨→足底腱膜は連続した部位であると考えられます。

そのため、ここにあるいずれかの場所に負荷がかかると、アキレス腱とかかとの骨が付着している場所（かかとの後ろあたり）や、足底腱膜とかかとの骨が付着している場所（かかとの下）に炎症が生じることになります。

アキレス腱付着部症の症状は？

アキレス腱とかかとの骨が付着しているあたりに痛みや腫れがみられます。

歩いているときや靴を履くときなど、足首を上向きに曲げるときに強い痛みが生じます。

部活動をしている学生やアスリートなどのスポーツ競技者の場合、痛みが軽い初期に治療をせず運動を続けてしまうことがあります。

しかし、アキレス腱には血管組織がほとんどなく、炎症が起きると治りづらいこともあるため、症状が悪化する前に早めに受診することをおすすめします。

アキレス腱付着部症の原因は？

アキレス腱付着部症の主な原因は、スポーツや仕事などによる使い過ぎ（オーバーユース）です。

そのほかには、かかとの骨や足の形に異常があること、筋肉の柔軟性が低下していること、合わない靴を履くことによる摩擦などが発症の原因となります。

「靴を履くとかかとの後ろが痛む」「仰向けで寝るとかかとに痛みが出る」という方は、お早めに大阪市住吉区の月山クリニックへご相談いただくことをおすすめします。