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【ブログ】ぎっくり腰の治療
大阪市住吉区の月山クリニックでは、地域の整形外科として皆様の症状・お悩みに誠実に向き合い、本当の意味での“満足していただける医療”のご提供に努めております。 つらい症状でお困りの方の不安解消の一助になればという思いで、こちらのブログを通じてさまざまな病気のことや治療のことを発信して参ります。 今回は“ぎっくり腰の治療”についてお話しいたします。
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰は急性腰痛症の一種で、重いものを持ち上げる、腰をひねるなどの動作により腰に激痛が起こり、立つことや動くことが難しくなる疾患です。 通常、1〜2週間程度で回復していきますが、椎間板ヘルニアや腰椎椎間関節症、仙腸関節由来腰痛など別の病気がある場合は、痛みが継続し、お尻や大腿部に痛みが広がることがあります。
ぎっくり腰の原因は?
ぎっくり腰は、筋肉の炎症や、椎間板に原因があるもの、椎間関節や仙腸関節に原因があるものなどいくつかのタイプに分かれます。 なかでも筋肉の炎症によるものが多く、首から腰に走る脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)という筋肉を使い過ぎることや、筋力の低下、姿勢の悪さなどもぎっくり腰のリスクを高めると考えられます。
ぎっくり腰の治療について
ぎっくり腰の治療には、一般的に次のような方法が用いられます。 休養:まず、痛みを和らげるために安静にし、腰に負担のかからない姿勢(膝を90度に曲げると楽になることが多い)を取り、深呼吸をくり返します。 冷却と温熱療法:初期段階では氷枕を患部にあてて腫れと痛みを軽減し、2〜3日後からは温熱療法を用いて血流を促進します。 薬物療法:医師の指導の下で、鎮痛剤などを使用することがあります。 理学療法:専門家による適切なストレッチなどを行い、筋力を回復させます。 ぎっくり腰はずっと安静にするのではなく、痛みが弱まってきたら積極的に動くことが大切です。 コルセットを装着すると起き上がるとき、立ち上がるとき、楽になるので、痛みが強いときには使用されるのもいいでしょう。 ぎっくり腰は、適切な治療により、だいたい1〜2週間程度で回復していきます。 しかし、症状が重い場合や、治療せず放置した場合は状態が悪化する恐れがあるため、早めに医療機関を受診するようにしましょう。 腰の痛みなど症状が現れた際には、お気軽に大阪市住吉区の月山クリニックへご相談ください。