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【ブログ】むちうち症
大阪市住吉区の月山クリニックでは、地域の整形外科として皆様の症状・お悩みに誠実に向き合い、本当の意味での“満足していただける医療”のご提供に努めております。
つらい症状でお困りの方の不安解消の一助になればという思いで、こちらのブログを通じてさまざまな病気のことや治療のことを発信して参ります。
今回は“むちうち症”についてお話しいたします。
むちうち症とは?
自動車事故などの衝撃により、首部が強く前後に揺さぶられると、いわゆる「むちうち症」が発症する可能性があります。むちうち症は、正式には「頸椎捻挫」や「外傷性頸部症候群」と言います。
むちうち症は、一般的には事故直後には痛みを感じにくいという特性があります。なぜなら、事故のショックにより興奮状態になってしまうと、痛みを感じにくくなる場合があるからです。ですが、日が経つにつれて、首が不自然に痛む、肩がこわばるなどの症状が現れ始め、そこで初めてむちうち症であることに気づく人も少なくありません。
事故後は必ず医療機関を受診
事故から時間が経過してからの診断では、むちうち症と交通事故との関連性が疑問視されることがあります。このため、交通事故によるむちうち症の診断書を得るためにも、事故後は必ず医療機関を受診し、医師の診断を受けることが重要です。
むちうち症の症状
むちうち症の症状は多岐にわたります。首の後部、前部、側部などに痛みを感じることはもちろん、頭痛、腕の痛み、肩や背中のこり、首の動きの制限、目のかすみや疲れ、吐き気、握力の低下や四肢のまひ、全身的なだるさ、痺れなどがあります。
むちうち症の治療
治療方法と期間についてですが、軽度のむちうち症であれば、約3ヶ月で回復することが多いです。治療の初期段階では、痛みを和らげ、炎症を抑えるために冷やすことが大切です。湿布も有効ですが、初期段階では冷湿布を使用しましょう。医師から処方された痛み止めを用いることもありますが、これは痛みを抑えるだけで、直接治癒を促進するわけではないので、無理に動かさないようにしましょう。
その後、炎症が治まり、筋肉が固まった部分をほぐし、機能を回復させるリハビリが始まります。また、首の負担を軽減するために、頚椎カラー(首用のコルセット)を装着することもあります。
自覚症状がなくても受診
自覚症状がない状態でも、事故後は必ず医師の診断を受けるようにしてください。自分の体を大切にし、適切なケアを受けることが、早期の回復に繋がります。
交通事故に遭われた後は、決してそのままにせず、大阪市住吉区の月山クリニックへご来院ください。