半月板損傷

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半月板損傷とは

半月板損傷とは

半月板は膝関節の中にあるC字型の軟骨組織で、大腿骨と脛骨の間に位置しています。クッションのような役割を果たし、膝にかかる負荷を分散・軽減する重要な働きを担っています。半月板損傷とは、この半月板に亀裂が入ったり、欠けたりした状態を指します。スポーツ活動中の急な動きや、加齢による変性により発症することが多く、若い方からご高齢の方まで幅広い年齢層で見られる怪我です。適切な治療を行わないと慢性的な膝の痛みの原因となり、日常生活に支障をきたす可能性があります。

半月板損傷の主な原因

半月板損傷は、急激な外力による外傷性のものと、加齢による変性が原因のもの、さらに繰り返される負担によるものに大きく分類されます。それぞれの要因が単独で、または複合的に作用して発症します。

外傷

スポーツ活動中の急なストップやターン、ジャンプの着地などで発生します。特にサッカーやバスケットボールなど、膝に大きな負担がかかる競技で多く見られます。膝を捻ったときに強い力が加わることで損傷が起こります。

加齢による変性

年齢とともに半月板は弾力性を失い、もろくなっていきます。このため、軽い負荷でも損傷を起こしやすくなります。特に50歳以上の方では、日常的な動作でも発症することがあります。

繰り返す膝への負担

長年にわたる立ち仕事や、スポーツなどで繰り返し膝に負担がかかることで、徐々に半月板が損傷していくことがあります。過度な運動や不適切なフォームも原因となります。

半月板損傷の主な症状

膝関節の安定性と衝撃吸収に重要な役割を果たす半月板が損傷すると、様々な症状が現れます。初期は軽い違和感程度ですが、進行すると痛みが強くなり、日常生活に支障をきたすようになります。

  • 膝を曲げ伸ばしする際の痛み
  • 膝関節のロッキング(急に動かなくなる)
  • 膝が完全に伸びない、曲がらない
  • 階段の上り下りで痛みが出る
  • 膝に違和感やはれぼったさがある
  • 長時間の歩行で痛みが増強する

半月板損傷の治療法

半月板損傷の治療法

半月板損傷の治療は、どこがどれくらい傷ついているか、靭帯が傷んでいるか、膝が不安定かどうかなどを総合的に見て決められます。軽い損傷の場合は、まず保存療法から始めるのが一般的です。

安静

初期治療として、膝への負担を軽減することが重要です。サポーターやテーピングで膝を固定し、患部の安静を保ちます。必要に応じて松葉杖を使用し、膝への体重負荷を軽減します。過度な運動は避け、十分な休息を取ることが回復への第一歩となります。

薬物療法

痛みや炎症を抑えるために、消炎鎮痛剤の内服や外用薬を使用します。症状の程度に応じて適切な薬剤を選択し、痛みのコントロールを行います。ただし、痛みが和らいでも過度な運動は避け、段階的な回復を目指します。

注射

炎症を抑え、関節の潤滑性を高めるために、ヒアルロン酸の関節内注射を行うことがあります。また、PRP療法(多血小板血漿療法)では、患者さん自身の血液から抽出した成長因子を注入し、組織の修復を促進します。

リハビリテーション

痛みの程度に応じて、段階的に可動域訓練や筋力トレーニングを行います。特に大腿四頭筋の強化は、膝関節の安定性を高める上で重要です。また、正しい動作パターンの習得により、再発予防にも努めます。

半月板損傷を予防するために

適切なストレッチとウォームアップ

運動前には十分なウォームアップとストレッチを行い、膝周囲の柔軟性を高めることが大切です。特に大腿四頭筋やハムストリングスなど、膝を支える筋肉のストレッチは重要です。急な運動は避け、段階的に強度を上げていくことで、怪我のリスクを軽減できます。

筋力トレーニング

膝周囲の筋力を強化することで、膝関節の安定性が高まり、半月板への負担を軽減できます。スクワットやレッグプレスなどの運動を、正しいフォームで行うことが重要です。ただし、過度な負荷は逆効果となるため、適切な強度で継続的に行うことが大切です。

06-4700-3366