コラム

【ブログ】大腿骨転子部骨折

2025.07.07

大阪市住吉区の月山クリニックでは、地域の整形外科として皆様の症状・お悩みに誠実に向き合い、本当の意味での“満足していただける医療”のご提供に努めております。 つらい症状でお困りの方の不安解消の一助になればという思いで、こちらのブログを通じてさまざまな病気のことや治療のことを発信して参ります。 今回は“大腿骨転子部骨折”についてお話しいたします。

大腿骨転子部骨折とは?

大腿骨転子部骨折は、大腿骨の上部にある転子部と呼ばれる突出部が折れる怪我を指します。この部分は大腿骨が骨盤の股関節に接続する場所に位置しており、体重を支える重要な役割を担っています。高齢者の患者様に特に多い骨折で、骨粗鬆症や転倒が主な原因とされており、若い人では強い衝撃による外傷が原因で起こることがあります。

大腿骨転子部骨折の症状は?

患者様が大腿骨転子部骨折を経験された場合、股関節や太ももの痛みを主な症状として訴えます。転倒後に立ち上がれない、または重心をかけると痛みが増すため、歩行が困難になることがあります。腫れや痛みにより、患部が正常な位置から移動している場合もあり、関節が正常に動かないことも一般的な症状です。

大腿骨転子部骨折の原因は?

大腿骨転子部骨折は、主に転倒や直接的な衝撃によって発生します。高齢の患者様では、骨の強度が低下しているため、日常生活の中での簡単な転倒でも骨折に至ることがあります。特に、骨粗鬆症を患っている場合や、以前に股関節に関連する疾患を持つ患者様は、リスクが高まります。

大腿骨転子部骨折の検査・治療は?

大腿骨転子部骨折の診断には、X線検査が一般的に用いられます。場合によっては、CTスキャンやMRIがさらなる詳細を明らかにするために必要となることもあります。治療方法は、骨折の種類や程度、患者様の一般的な健康状態によって異なりますが、一般的には手術による固定が行われます。手術により骨折した骨片を固定した後、リハビリテーションを通じて日常生活への復帰を目指します。 大腿骨転子部骨折は身体の自由を奪う深刻な骨折であり、専門的な治療と適切なリハビリテーションが不可欠です。早急に診断と治療を受けることが重要ですので、すぐに大阪市住吉区の月山クリニックへご連絡ください。

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