大阪市住吉区の月山クリニックでは、地域の整形外科として皆様の症状・お悩みに誠実に向き合い、本当の意味での“満足していただける医療”のご提供に努めております。 つらい症状でお困りの方の不安解消の一助になればという思いで、こちらのブログを通じてさまざまな病気のことや治療のことを発信して参ります。 今回は“大腿骨頚部骨折”についてお話しいたします。
大腿骨頚部骨折とは?
大腿骨頚部骨折は、股関節近くの大腿骨の細い部分である頚部が折れる怪我です。高齢者に多く見られ、特に骨粗鬆症のある方や、以前に転倒などの事故を経験された患者様に発生しやすいとされています。この疾患は、動作の制限だけでなく、独立した生活能力へも影響を及ぼすことから、早急な治療とリハビリテーションが重要とされています。
大腿骨頚部骨折の症状は?
大腿骨頚部骨折の主な症状には、急激な股関節の痛み、腫れ、あざが含まれます。患者様は立つこと、歩くことが困難になることが多く、折れた側の足を地面につけることができない場合がほとんどです。また、関節の周囲に強い痛みを感じたり、軽度の打撲や転倒後に異常な角度で足が曲がっていることもあります。
大腿骨頚部骨折の原因は?
大腿骨頚部骨折は、通常、転倒や直接的な打撃などの外力によって引き起こされます。高齢の患者様では、骨の密度が低下しているため、比較的軽度の衝撃でも骨折に至ることがあります。特に、骨粗鬆症がある場合や、以前に股関節周囲の手術を受けた経験がある患者様はリスクが高まります。
大腿骨頚部骨折の検査・治療は?
大腿骨頚部骨折の診断には、X線撮影が一般的に行われますが、時にMRIやCTスキャンが必要となることもあります。治療法としては、手術が主流です。手術には、金属ピンやプレートを用いて骨折した骨を固定する方法や、必要に応じて人工股関節置換術を行うこともあります。手術後には、リハビリテーションを通じて患者様の生活の質を改善し、再び自立した日常生活を送れるようサポートします。 大腿骨頚部骨折は、早期発見と適切な治療が回復への鍵となります。股関節に痛みや不自由さを感じたら、すぐに専門医の診断を受けることが重要です。気になる症状がございましたら、お気軽に大阪市住吉区の月山クリニックへご相談ください。