大阪市住吉区の月山クリニックでは、地域の整形外科として皆様の症状・お悩みに誠実に向き合い、本当の意味での“満足していただける医療”のご提供に努めております。 つらい症状でお困りの方の不安解消の一助になればという思いで、こちらのブログを通じてさまざまな病気のことや治療のことを発信して参ります。 今回は“強直性脊椎炎”についてお話しいたします。
強直性脊椎炎とは?
強直性脊椎炎は、主に背骨に炎症を起こし、その結果として脊椎が次第に硬くなっていく慢性的な疾患です。この病気は、若年層の成人に多く見られ、特に男性に発症することが一般的です。炎症は脊椎の他の関節、特に仙腸関節にも影響を及ぼし得ます。
強直性脊椎炎の症状は?
患者様が経験する可能性のある代表的な症状には、朝のこわばりや活動開始時の痛みがあります。また、夜間や休息中に背中の痛みが増すことも一般的です。この痛みは運動によってしばしば改善しますが、時間が経つにつれて慢性的になり、患者様の日常生活に影響を及ぼす可能性があります。
強直性脊椎炎の原因は?
この疾患の正確な原因はまだ完全には解明されていませんが、遺伝的要因が関与していると考えられています。特に、HLA-B27という遺伝子型を持つ人は強直性脊椎炎を発症するリスクが高いとされています。環境的要因もまた、疾患の発症に影響を与える可能性があります。
強直性脊椎炎の検査・治療は?
強直性脊椎炎の診断には、病歴の詳細な聴取と身体検査が重要です。レントゲンやMRIなどの画像診断も、炎症の有無や進行度を評価する上で不可欠です。治療としては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)による痛みや炎症の管理、理学療法、そして必要に応じて生物学的製剤や免疫抑制剤の使用が考慮されます。症状や病状の進行によっては、外科手術が選択されることもあります。 患者様が抱える症状や痛み、日々の活動への影響については、専門医の診断と指導が極めて重要です。気になる症状ございましたら、お気軽に大阪市住吉区の月山クリニックへご相談ください。当クリニックでは、患者様お一人おひとりの状態に応じた適切な診断と治療プランを提供いたします。