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【ブログ】肩関節周囲炎

肩関節周囲炎とは
  大阪市住吉区の月山クリニックでは、地域の整形外科として皆様の症状・お悩みに誠実に向き合い、本当の意味での“満足していただける医療”のご提供に努めております。 つらい症状でお困りの方の不安解消の一助になればという思いで、こちらのブログを通じてさまざまな病気のことや治療のことを発信して参ります。 今回は“肩関節周囲炎”についてお話しいたします。  
肩関節周囲炎について
  中年以降で肩に痛みが出たり、肩が動かしにくくなったりすると「これが五十肩かも?」と思われるかも知れません。 しかし「五十肩」というのは俗語であるため、病院では原因が明らかでない肩の痛み、可動域の低下を「肩関節周囲炎」、肩が動かなくなったものを「拘縮肩(凍結肩)」と診断することになります。 また、肩関節周囲炎と同じような症状が出る病気には「腱板断裂 」「石灰沈着性腱板炎 」「インピンジメント症候群」「変形性肩関節症」などがあることから、まずは検査や診察を行い、それらの明確な原因がある病気を除外したうえで「肩関節周囲炎」と診断する必要があります。  
肩関節周囲炎の症状は?
  肩の動かしづらさや痛みには、次のようなものがあります(運動時痛と拘縮)。   ・腕が上がらない ・上着の脱ぎ着が困難になる ・背中にあるファスナーを開け閉めしづらい ・整髪がしづらい   また、じっとしていても以下のような痛みが出ることがあります(安静時痛)。   ・安静にしていても肩や腕にズキズキとした痛みが出る ・寝ているときに寝返りを打ったり、肩を下にすると痛みが生じ、目が覚めてしまう  
症状の経過と治療
  症状の変化として、発症してすぐは痛みが強いですが、しばらくすると痛みが落ち着いて肩の動きが悪くなっていき(拘縮)、その後徐々に回復していくという経過をたどります。 治療には痛みを抑えるための鎮痛剤や湿布の処方のほか、炎症を抑えるためにステロイド剤やヒアルロン酸の注射を行います。 痛みが落ち着く頃にはリハビリを開始して、肩の動きを改善させていきます。 また、保存療法で改善がされない場合には、手術での治療を行う場合もあります。   肩に痛みが出たり動きが悪くなると、日常生活に支障が出てしまいます。 肩や腕に気になる症状がある方は、お早めに大阪市住吉区の月山クリニックへご相談ください。
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