変形性膝関節症とはどんな病気でしょうか？

変形性膝関節症とは、主に膝の痛みや膝に水がたまるなどの症状がみられる膝関節の疾患であり、高齢になるほど罹患率が高くなります。 病気の初期には立ち上がったり、歩き始めなどの動作を開始するときに痛みが出ますが、中期になると正座や階段の昇り降りが難しくなり、末期では安静時にも痛みが出るようになります。 また、変形が目立ち、膝が伸びず歩行自体が困難になります。

変形性膝関節症の原因は？

変形性膝関節症は関節軟骨の老化が原因となって起こることが多く、また肥満、遺伝的素因が原因となることもあるほか、骨折、靭帯や半月板損傷といった外傷、感染の後遺症で発症する場合があります。 加齢から発症するものでは、膝関節機能が低下し、関節軟骨が弾力を失い、使い過ぎなどですり減ることで関節の変形や破壊が生じます。 患者の男女比は1：4となり、男性より女性に多くみられます。

変形性膝関節症の予防のポイント

変形性膝関節症を予防するために、日常生活において以下の点に注意するようにしましょう。 ・肥満気味であれば減量し、体重を落としましょう ・大腿四頭筋（太ももの前側にある筋肉）を鍛えましょう ・膝を温めて、血行をよくしましょう（冷房などの冷えに注意） ・正座は避けましょう ・トイレは洋式を使用するようにしましょう 変形性膝関節症は、日本人ではO脚変形がみられる場合が多く、また、痛みや変形から歩行が困難になると、日常生活に大きな影響が出てしまいます。 膝に痛みがある方は我慢せず、早期に大阪市住吉区の月山クリニックへご相談ください。