大阪市住吉区の月山クリニックでは、地域の整形外科として皆様の症状・お悩みに誠実に向き合い、本当の意味での“満足していただける医療”のご提供に努めております。
つらい症状でお困りの方の不安解消の一助になればという思いで、こちらのブログを通じてさまざまな病気のことや治療のことを発信して参ります。
今回は“ストレートネック”についてお話しいたします。
ストレートネックとは?
本来、横から見た頚椎(首の骨)は、ゆるやかに前側にカーブした状態で並んでいます。
しかし、下を向く前屈みの姿勢を長く続けていると、頚椎がまっすぐ、もしくは後ろ側にカーブして、首や肩に痛みが生じます。
ストレートネックとはこのような状態のことを指しますが、近年ではスマートフォンの長時間使用により発症する例が多く「スマホ首」と呼ばれることもあります。
ストレートネックの症状は?
ストレートネックの症状には以下のようなものがあります。
・首の痛みや肩こり、肩甲骨や背中の痛みがある
・首の可動域が狭くなった
・首の痛みで上が向きづらい
・頭痛や、頭が重い感じがする
・めまいや吐き気、耳鳴りがある
・目が疲れやすい、ドライアイ、視力の低下がみられる
・顎関節症、食いしばりの症状がある
・手や腕に痺れが出る
・自律神経失調、不眠、不安、うつ的な症状がある
ストレートネックの原因は?
先天的な骨格によるものもありますが、近年増加しているのは、姿勢の悪さが原因となる後天的なストレートネックです。
例えば、パソコン作業を行うデスクワークや、長時間スマートフォンやタブレットを操作する生活習慣があると、姿勢が猫背になってしまいます。
成人の頭は体重の1/10の重さがあると言われており、前傾姿勢により頚椎がまっすぐになると頭の重みを分散して支えられず、首や肩、背中へ負荷がかかるため、こりや痛みの症状が出ます。
また、首や肩周りの筋力が弱いことから、男性よりも女性の患者数が多いと考えられています。
ストレートネックの初期症状は肩や首のこり、痛みなどですが、放っておくと頭痛、めまい、耳鳴り、手や腕のしびれといった症状が出る場合があります。
ストレッチやマッサージ、格物治療などで予防・改善が見込めますので、気になる症状がある方は、お気軽に大阪市住吉区の月山クリニックへご相談ください。